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巻頭言

日本の繁栄に医療制度の見直しは不可欠、コンセプトが大事に

谷田大輔・昇陽取締役会長(元タニタ社長)

2022年4月1日号

——「日本の繁栄—経済10ヵ条(国、企業、国民で取り組む課題)」を提案されています。個別ではエネルギー、農林水産業の活性化、未来開発投資に加え、医療分野では医療費55兆円の削減、医療の国有化、医療の無料社会など大胆な改革を掲げています。 谷田 日本の繁栄を考えたとき、医療費はこれからますます増えていく。しかも金額は兆円単位だ。医療費55兆円(編集部注:内閣官房・内閣府・財務省・厚生労働省「2040年を見据えた社会保障の将来見通し」では25年度に55兆円、このうち公費は22兆円)は何とかしたほうがいい。そのために医療の国有化を考えるべきだ。それが一番安く(医療制度の運営が)できるのではないか。タニタで経営をしてきたからわかるのだが、商品は利益を半分得る構成となっている。医療の費用も人件費や患者のデータ管理などの経費があるが、診察に加え... ——「日本の繁栄—経済10ヵ条(国、企業、国民で取り組む課題)」を提案されています。個別ではエネルギー、農林水産業の活性化、未来開発投資に加え、医療分野では医療費55兆円の削減、医療の国有化、医療の無料社会など大胆な改革を掲げています。 谷田 日本の繁栄を考えたとき、医療費はこれからますます増えていく。しかも金額は兆円単位だ。医療費55兆円(編集部注:内閣官房・内閣府・財務省・厚生労働省「2040年を見据えた社会保障の将来見通し」では25年度に55兆円、このうち公費は22兆円)は何とかしたほうがいい。そのために医療の国有化を考えるべきだ。それが一番安く(医療制度の運営が)できるのではないか。タニタで経営をしてきたからわかるのだが、商品は利益を半分得る構成となっている。医療の費用も人件費や患者のデータ管理などの経費があるが、診察に加え、

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