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薬剤師の真価が問われる「リフィル処方箋の導入」

2022年4月1日号

 4月1日に実施された22年度診療報酬改定で1枚の処方箋を反復して利用できる「リフィル処方箋」が導入された。リフィル処方箋では、一定の期間内なら医師の診察を受けなくても、この処方箋だけでクスリを入手することができる。高血圧や糖尿病などの慢性疾患で症状が安定しており、毎回同じ処方を受けている患者の場合には、クスリの処方箋をもらうためだけの「おくすり受診」は不要になり、患者の利便性は高まる。  リフィル処方箋は、米国で1951年に導入され、英国、カナダ、フランス、オーストラリアなどの各国でもこの制度は定着している。長年、米国で医療活動に従事している日本人医師の山崎博氏は「米国では、リフィル処方箋は導入から70年以上が経過しており、この仕組みは文化として完全に根付いている。この制度にデメリットはない」と断言している。  一方、日本で...  4月1日に実施された22年度診療報酬改定で1枚の処方箋を反復して利用できる「リフィル処方箋」が導入された。リフィル処方箋では、一定の期間内なら医師の診察を受けなくても、この処方箋だけでクスリを入手することができる。高血圧や糖尿病などの慢性疾患で症状が安定しており、毎回同じ処方を受けている患者の場合には、クスリの処方箋をもらうためだけの「おくすり受診」は不要になり、患者の利便性は高まる。  リフィル処方箋は、米国で1951年に導入され、英国、カナダ、フランス、オーストラリアなどの各国でもこの制度は定着している。長年、米国で医療活動に従事している日本人医師の山崎博氏は「米国では、リフィル処方箋は導入から70年以上が経過しており、この仕組みは文化として完全に根付いている。この制度にデメリットはない」と断言している。  一方、日本では

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