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少子化の中の虐待死を憂う

2022年4月1日号

 少子化は傾国の危機と言われるほどの国家重要課題だ。不妊に悩む夫婦への支援などいろいろ手を尽くすものの成果はいまひとつ。 そんな苦戦状態を嘲笑うかのようにせっかくこの世に生を受けた宝物の乳児を虐待死させる事件が後を絶たない」。児童相談所に被虐待の疑いで通告された子どもは21年10万8000人を越え、17年連続で過去最多を更新する有様。 昨年は微増だったが、新型コロナウイルス禍で被害が潜在化しているとの観察がされており予断を許さない。「親からしつけと称し殴る蹴るの暴行を受け、死にたい」と思いつめた中学2年生の女子生徒の相談が、コロナ禍で学校から貸与されたパソコンを利用して入る。電話などで助けを求めにくく虐待に苦しむ子どもが多数潜在化しているのではないかと心配される。 児童虐待に詳しい日本大学・鈴木秀洋准教授は、休校明けに深刻な被害が判明するケースが多...  少子化は傾国の危機と言われるほどの国家重要課題だ。不妊に悩む夫婦への支援などいろいろ手を尽くすものの成果はいまひとつ。 そんな苦戦状態を嘲笑うかのようにせっかくこの世に生を受けた宝物の乳児を虐待死させる事件が後を絶たない」。児童相談所に被虐待の疑いで通告された子どもは21年10万8000人を越え、17年連続で過去最多を更新する有様。 昨年は微増だったが、新型コロナウイルス禍で被害が潜在化しているとの観察がされており予断を許さない。「親からしつけと称し殴る蹴るの暴行を受け、死にたい」と思いつめた中学2年生の女子生徒の相談が、コロナ禍で学校から貸与されたパソコンを利用して入る。電話などで助けを求めにくく虐待に苦しむ子どもが多数潜在化しているのではないかと心配される。 児童虐待に詳しい日本大学・鈴木秀洋准教授は、休校明けに深刻な被害が判明するケースが多く

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