医薬経済オンライン

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鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

コロナ騒ぎの中で蘇った 「利益相反」の亡霊

第156回

2022年4月15日号

 先日、ある神経内科医から興味深い話を聞いた。  大学病院には、受託研究費や奨学寄附金、講演料・コンサルタント料等の名目で、多額の製薬マネーが流入している。そして多くの学術集会が、製薬会社による協賛金に依存して運営されている。それによって、医学・医療が製薬業界に都合よく歪められている実態を、筆者は3月に上梓した『医療ムラの不都合な真実』(宝島社新書)に書いた。  その神経内科医も「よくぞ、我われが書けないことを書いてくれた」と高く評価してくれたのだが、少し状況が変わっている部分があると教えてくれた。それは、拙著の中で多額の製薬マネーが流入している領域として、高血圧や脂質異常症のことを書いたのだが、この分野では長らく画期的な新薬が出ず、製薬マネーが集まりづらくなっているというのだ。  先日、ある神経内科医から興味深い話を聞いた。  大学病院には、受託研究費や奨学寄附金、講演料・コンサルタント料等の名目で、多額の製薬マネーが流入している。そして多くの学術集会が、製薬会社による協賛金に依存して運営されている。それによって、医学・医療が製薬業界に都合よく歪められている実態を、筆者は3月に上梓した『医療ムラの不都合な真実』(宝島社新書)に書いた。  その神経内科医も「よくぞ、我われが書けないことを書いてくれた」と高く評価してくれたのだが、少し状況が変わっている部分があると教えてくれた。それは、拙著の中で多額の製薬マネーが流入している領域として、高血圧や脂質異常症のことを書いたのだが、この分野では長らく画期的な新薬が出ず、製薬マネーが集まりづらくなっているというのだ。

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