世襲では打開できぬエーザイの「近未来」
認知症薬の軌道修正で誰の目にも明らかな内藤CEOの「焦燥」
2022年4月15日号
一時代も終局へ
「ここまで忖度すると、あきれるというよりも笑えてくる」と、業界関係者を失笑させる記事が日本を「代表」するクオリティペーパーの系列紙に載った。年度末を跨いで日経産業新聞が3回にわたって連載した『認知症薬 エーザイ再挑戦』である。記事体広告とは謳ってはいないが、エーザイ率いる内藤晴夫CEOの言い訳とも取れる言い分を、ほぼそのまま垂れ流すだけの内容だった。
連載では、この年初までブロックバスター化は間違いないと豪語していた認知症新薬「アデュヘルム」が、蓋を開けてみれば米国でほとんど売れなかったという事態を、提携相手の米バイオジェンとともに「まったく想定していなかった」と語る内藤CEOの記者・アナリスト懇談会での発言を、右から左へそのまま伝えた。そのうえで、本命は実は「レカネマブ」(一般名)であり、さらに中国...
一時代も終局へ
「ここまで忖度すると、あきれるというよりも笑えてくる」と、業界関係者を失笑させる記事が日本を「代表」するクオリティペーパーの系列紙に載った。年度末を跨いで日経産業新聞が3回にわたって連載した『認知症薬 エーザイ再挑戦』である。記事体広告とは謳ってはいないが、エーザイ率いる内藤晴夫CEOの言い訳とも取れる言い分を、ほぼそのまま垂れ流すだけの内容だった。
連載では、この年初までブロックバスター化は間違いないと豪語していた認知症新薬「アデュヘルム」が、蓋を開けてみれば米国でほとんど売れなかったという事態を、提携相手の米バイオジェンとともに「まったく想定していなかった」と語る内藤CEOの記者・アナリスト懇談会での発言を、右から左へそのまま伝えた。そのうえで、本命は実は「レカネマブ」(一般名)であり、さらに中国で先
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