医療費を賄える米国とできぬ日本の「明暗」
新型コロナ感染症後の世界で待ち受ける未来
2022年4月15日号
医療費と軍事費。その使われ方の性質はまったく異なるが、「国民の安全」という視点に立てば、国家として欠かせない支出であることに疑いの余地はないだろう。第2次世界大戦の敗戦の反省を踏まえ、軍事費よりも医療費をはじめとする社会保障費を充実してきた日本。だが、日本はロシアによるウクライナ侵攻で、社会保障費よりも軍事費に重きを置く国が世界各国にあるという事実を改めて思い知ることになる。
医療費と軍事費ともに世界最大なのが米国である。ウクライナに派兵はしないが、武器は惜しげもなく支援する。米国は軍需産業が潤わなければ、退役軍人の社会保障費を賄えない。大統領をはじめ政治家が美辞麗句を並べても、一皮剥けば、グロテスクなまでの現実が表出する。
今回は米国の医療費と軍事費を紹介しつつ、欧米諸国によるロシアへの経済制裁とそれがもたら...
医療費と軍事費。その使われ方の性質はまったく異なるが、「国民の安全」という視点に立てば、国家として欠かせない支出であることに疑いの余地はないだろう。第2次世界大戦の敗戦の反省を踏まえ、軍事費よりも医療費をはじめとする社会保障費を充実してきた日本。だが、日本はロシアによるウクライナ侵攻で、社会保障費よりも軍事費に重きを置く国が世界各国にあるという事実を改めて思い知ることになる。
医療費と軍事費ともに世界最大なのが米国である。ウクライナに派兵はしないが、武器は惜しげもなく支援する。米国は軍需産業が潤わなければ、退役軍人の社会保障費を賄えない。大統領をはじめ政治家が美辞麗句を並べても、一皮剥けば、グロテスクなまでの現実が表出する。
今回は米国の医療費と軍事費を紹介しつつ、欧米諸国によるロシアへの経済制裁とそれがもたらす
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