小さくまとまるダイエーで途絶えたDNA
都市型スーパーで再出発、久しぶりの出店も
2022年4月15日号
ダイエーはイオン傘下に入り、復活を遂げたのだろうか。1957年、神戸市長田区でダイエーを創業した中内㓛氏が一代で実に2.7兆円という企業体をつくった。ところが、その後、95年の阪神・淡路大震災で主要な店舗が被災してから、業績は急降下し、98年に赤字に転落、そして13年にイオンの傘下入りという悲痛な歴史を歩んだ。
そんなダイエーが4月1日、東京都江東区に「ダイエー豊洲店」を開いた。ダイエーとしては4年半ぶりの出店だ。ただ、開店直前の特売品の価格を近隣の同業と比較しても目を見開くようなものは乏しく、価格破壊を仕掛け、流通業界を席巻した往時の面影はなかった。今回は豊洲店をきっかけにダイエーという一小売業の歴史を紐解きながら、いまの流通を見ていこう。
57年の創業から20有余年で1兆円という売上高を達成、「売上げはすべてを癒...
ダイエーはイオン傘下に入り、復活を遂げたのだろうか。1957年、神戸市長田区でダイエーを創業した中内㓛氏が一代で実に2.7兆円という企業体をつくった。ところが、その後、95年の阪神・淡路大震災で主要な店舗が被災してから、業績は急降下し、98年に赤字に転落、そして13年にイオンの傘下入りという悲痛な歴史を歩んだ。
そんなダイエーが4月1日、東京都江東区に「ダイエー豊洲店」を開いた。ダイエーとしては4年半ぶりの出店だ。ただ、開店直前の特売品の価格を近隣の同業と比較しても目を見開くようなものは乏しく、価格破壊を仕掛け、流通業界を席巻した往時の面影はなかった。今回は豊洲店をきっかけにダイエーという一小売業の歴史を紐解きながら、いまの流通を見ていこう。
57年の創業から20有余年で1兆円という売上高を達成、「売上げはすべてを癒す」
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