医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

INTERVIEW

この国の医療制度は「矛盾」だらけ、根本から見直しを

インタビュー・相澤孝夫 日本病院会会長

2022年4月15日号

 病院看護師らの処遇改善や不妊治療の保険適用などが始まった22年度診療報酬改定。さまざまな制度の導入によって「わかりにくい改定」との声も聞かれる。全国の病院を束ねる「日本病院会」の相澤孝夫会長(相澤病院最高経営責任者)に、今回の改定で病院が受ける影響や日本の医療制度の課題について聞いてみた。 ——今回の診療報酬改定では、病院看護師に加えて理学療法士など「コメディカル」に対する処遇改善事業が盛り込まれました。すでに補助金事業として2月から始まっています。問題点があれば教えてください。 相澤 各病院や企業は自分たちの給与表を作成している。そもそも看護師に高い給料を払っている病院と払っていない病院があり、個別差がある。例えば看護師の給料をたくさん払っている病院だったら、薬剤師などに配分したほうがいいと思うかもしれ...  病院看護師らの処遇改善や不妊治療の保険適用などが始まった22年度診療報酬改定。さまざまな制度の導入によって「わかりにくい改定」との声も聞かれる。全国の病院を束ねる「日本病院会」の相澤孝夫会長(相澤病院最高経営責任者)に、今回の改定で病院が受ける影響や日本の医療制度の課題について聞いてみた。 ——今回の診療報酬改定では、病院看護師に加えて理学療法士など「コメディカル」に対する処遇改善事業が盛り込まれました。すでに補助金事業として2月から始まっています。問題点があれば教えてください。 相澤 各病院や企業は自分たちの給与表を作成している。そもそも看護師に高い給料を払っている病院と払っていない病院があり、個別差がある。例えば看護師の給料をたくさん払っている病院だったら、薬剤師などに配分したほうがいいと思うかもしれない

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence