話題の焦点
「晩期障害」─病気は治っても
2022年4月15日号
がんの治療をしていてせっかくうまくいきそうになっても「副作用」や「合併症」が発現してがっくりすることがある。それでもそれを何とかクリアし寛解に持ち込めた。 ヤレヤレと思ったのも束の間、予想外の苦難「晩期障害」なるものが待ち受けていることがある。直後もあるし10年以上経過後も。 現在はっきりわかっている障害としては次のようなものがある。「腸閉塞」「心筋梗塞」「心機能障害」、その3点については即対応が必要。ほかに「歯の形成障害」「聴力障害」「心の発達の遅れ」などがあり、定期的経過処置が必要とされる。 開腹手術で肝臓などの大きな臓器を切除した場合は癒着を起こすことがあり、腸閉塞へと発展する心配がある。 いまや小児がんについてはおよそ7割以上が表面上治った状態と言える段階まで到達している。だが、薬剤や放射線、手術などでの治療で、身体的、精神的影響...
がんの治療をしていてせっかくうまくいきそうになっても「副作用」や「合併症」が発現してがっくりすることがある。それでもそれを何とかクリアし寛解に持ち込めた。 ヤレヤレと思ったのも束の間、予想外の苦難「晩期障害」なるものが待ち受けていることがある。直後もあるし10年以上経過後も。 現在はっきりわかっている障害としては次のようなものがある。「腸閉塞」「心筋梗塞」「心機能障害」、その3点については即対応が必要。ほかに「歯の形成障害」「聴力障害」「心の発達の遅れ」などがあり、定期的経過処置が必要とされる。 開腹手術で肝臓などの大きな臓器を切除した場合は癒着を起こすことがあり、腸閉塞へと発展する心配がある。 いまや小児がんについてはおよそ7割以上が表面上治った状態と言える段階まで到達している。だが、薬剤や放射線、手術などでの治療で、身体的、精神的影響が残
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録