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巻頭言

大学病院との「橋渡し」が 私の役割

山本修一・地域医療機能推進機構理事長

2022年5月1日号

——理事長就任にあたり、抱負を聞かせてください。 山本 前任の尾身茂理事長が設立以来、最もご苦労されたのは、母体の異なる病院群をひとつにまとめて、民間を独立行政法人にするということ。8年間グループを維持するのは難しい仕事で、ジェイコーにとっては第1ステージだった。第2ステージでは、ジェイコーの独法としての存在意義は何かということが常に問われてくる。国策への迅速な対応も重要だ。 ——大学病院とジェイコーではどの点が違うのでしょうか。 山本 医療の担っている分野が全然違う。急性期医療を山に例えると、大学病院は山のてっぺん。ジェイコーは中腹から麓にかけての部分を担当している。異なるフェーズを見ていかなければならないところが決定的に違う。  連続性の重要性を非常に実感する。大学病院では、いい意味... ——理事長就任にあたり、抱負を聞かせてください。 山本 前任の尾身茂理事長が設立以来、最もご苦労されたのは、母体の異なる病院群をひとつにまとめて、民間を独立行政法人にするということ。8年間グループを維持するのは難しい仕事で、ジェイコーにとっては第1ステージだった。第2ステージでは、ジェイコーの独法としての存在意義は何かということが常に問われてくる。国策への迅速な対応も重要だ。 ——大学病院とジェイコーではどの点が違うのでしょうか。 山本 医療の担っている分野が全然違う。急性期医療を山に例えると、大学病院は山のてっぺん。ジェイコーは中腹から麓にかけての部分を担当している。異なるフェーズを見ていかなければならないところが決定的に違う。  連続性の重要性を非常に実感する。大学病院では、いい意味で濃

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