工学士医学生が見た医工連携の壁
ヒト脳活動から音声情報の抽出、 医療応用までの壁
第2回 東工大吉村研究室の取材実録
秋田大学医学部医学科5年 鈴木 智也
2022年5月1日号
私は電気通信大学(電通大)にて工学士を取得、秋田大学医学部へ学士編入し、6年次に在籍している。現在、工学と医療というテーマに注目している。
第1回(4月1日号)ではfMRI(functional Magnetic Resonance Imaging)を用いて、ヒトの脳活動から1億通りを超える画像を予測し、最終的には人が脳で想起したことを、画像として出力するといった手段で、脳科学の研究に取り組まれている電気通信大学情報理工学研究科の宮脇陽一教授と対談した。言葉を発することのできない患者向けの臨床応用では、最新技術を使うことが医療現場で最善なのか、それに伴う技術的及び倫理的な壁が垣間見えた。
それでも私は言葉を発せない患者とのコミュニケーションに関心がある。そこで、宮脇教授の「脳活動から画像」でなく、「脳活動から音声」の研究に取り組まれている東京工業大学科学...
私は電気通信大学(電通大)にて工学士を取得、秋田大学医学部へ学士編入し、6年次に在籍している。現在、工学と医療というテーマに注目している。
第1回(4月1日号)ではfMRI(functional Magnetic Resonance Imaging)を用いて、ヒトの脳活動から1億通りを超える画像を予測し、最終的には人が脳で想起したことを、画像として出力するといった手段で、脳科学の研究に取り組まれている電気通信大学情報理工学研究科の宮脇陽一教授と対談した。言葉を発することのできない患者向けの臨床応用では、最新技術を使うことが医療現場で最善なのか、それに伴う技術的及び倫理的な壁が垣間見えた。
それでも私は言葉を発せない患者とのコミュニケーションに関心がある。そこで、宮脇教授の「脳活動から画像」でなく、「脳活動から音声」の研究に取り組まれている東京工業大学科学技術
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