マニー　真のグローバル企業をめざす

医療激動の時代　関連企業の戦略を診る

マニー　真のグローバル企業をめざす

開発型ニッチから脱皮へ

2022年5月1日号

　マニーが掲げる企業理念は「世界一の品質」を「世界のすみずみへ」である。製品セグメントはサージカル（眼科ナイフなどの眼科製品、スティプラーといった外科用手術用機器）、アイレス針（手術用縫合針など）、デンタル（歯科用根管治療機器、歯科用回転切削機器といった虫歯治療機器、歯科用修復材）の3事業だ。21年8月期実績で見ると、売上高構成比はサージカルが29％、アイレス針が33％、デンタルが38％と、3セグメントがほぼ均等の構成だ。　世界で最初にステンレス縫合針の製造に成功したのをスタートラインにして、独自の高精度の微細加工技術で世界一の品質を追求した独創製品の開発に注力し、自社開発の工作機械により最高技術の製品を生んでおり、それを特許化していることが強みだ。21年8月時点で内外特許取得件数は468件、出願中件数は158件にのぼる。こうした... 　マニーが掲げる企業理念は「世界一の品質」を「世界のすみずみへ」である。製品セグメントはサージカル（眼科ナイフなどの眼科製品、スティプラーといった外科用手術用機器）、アイレス針（手術用縫合針など）、デンタル（歯科用根管治療機器、歯科用回転切削機器といった虫歯治療機器、歯科用修復材）の3事業だ。21年8月期実績で見ると、売上高構成比はサージカルが29％、アイレス針が33％、デンタルが38％と、3セグメントがほぼ均等の構成だ。　世界で最初にステンレス縫合針の製造に成功したのをスタートラインにして、独自の高精度の微細加工技術で世界一の品質を追求した独創製品の開発に注力し、自社開発の工作機械により最高技術の製品を生んでおり、それを特許化していることが強みだ。21年8月時点で内外特許取得件数は468件、出願中件数は158件にのぼる。こうした強み

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