なぜか伸び悩むオンライン診療 | 医薬経済オンライン

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なぜか伸び悩むオンライン診療

2022年5月1日号

　オンライン診療の診療報酬点数が、4月1日に実施された22年度診療報酬改定で、初診適用の恒久化に合わせて大幅に引き上げられた。20年4月に導入されたオンライン診療の初診料は、対面診療の7割程度（2140円）であったが、今回改定によって9割程度（2510円）へとアップした。この背景にあるのは、好機到来と思われた新型コロナウイルス禍でもオンライン診療が予想したほど普及していない実態があるからとされている。　オンライン診療の実態は、21年6月末時点で、対応医療機関が全医療機関の15％程度に過ぎず、初診から対応するところは6％程度とさらに少ない。　オンライン診療による患者のメリットとしては、移動や待ち時間の短縮、交通費など経済的負担の軽減、遠隔地の専門医の受診も可能となる、処方箋を自宅で受け取ることができる、プライバシーが確保されリラックスし... 　オンライン診療の診療報酬点数が、4月1日に実施された22年度診療報酬改定で、初診適用の恒久化に合わせて大幅に引き上げられた。20年4月に導入されたオンライン診療の初診料は、対面診療の7割程度（2140円）であったが、今回改定によって9割程度（2510円）へとアップした。この背景にあるのは、好機到来と思われた新型コロナウイルス禍でもオンライン診療が予想したほど普及していない実態があるからとされている。　オンライン診療の実態は、21年6月末時点で、対応医療機関が全医療機関の15％程度に過ぎず、初診から対応するところは6％程度とさらに少ない。　オンライン診療による患者のメリットとしては、移動や待ち時間の短縮、交通費など経済的負担の軽減、遠隔地の専門医の受診も可能となる、処方箋を自宅で受け取ることができる、プライバシーが確保されリラックスして

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