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薬のおカネを議論しよう

日韓豪による金銭的利益相反研究

第65回

医療ガバナンス研究所医師  尾崎章彦

2022年5月15日号

 金銭的利益相反について、継続的に調査を実施しているグループは、筆者らも含めて、世界的にはごく一部に限られる。そのひとつが、リサ・ベロ教授とバーバラ・ミンツ准教授らが率いるオーストラリア・シドニー大学のグループである。  最近、このグループが強化しているのがアジアとのコラボレーションである。例えば、この数年、彼らは、オーストラリア政府が拠出する助成金を利用して、延世大学のベネット・ホルマン准教授らと金銭的利益相反に関する共同プロジェクトを実施している。  筆者は、彼らの共同プロジェクトの一環として実施された21年12月のワークショップにおいて、幸運にも、日本における金銭的利益相反の概況について説明する機会をいただいた。それ以来、彼らと少しずつコミュニケーションを取る機会が増えている。  なお、彼らがこれまでと...  金銭的利益相反について、継続的に調査を実施しているグループは、筆者らも含めて、世界的にはごく一部に限られる。そのひとつが、リサ・ベロ教授とバーバラ・ミンツ准教授らが率いるオーストラリア・シドニー大学のグループである。  最近、このグループが強化しているのがアジアとのコラボレーションである。例えば、この数年、彼らは、オーストラリア政府が拠出する助成金を利用して、延世大学のベネット・ホルマン准教授らと金銭的利益相反に関する共同プロジェクトを実施している。  筆者は、彼らの共同プロジェクトの一環として実施された21年12月のワークショップにおいて、幸運にも、日本における金銭的利益相反の概況について説明する機会をいただいた。それ以来、彼らと少しずつコミュニケーションを取る機会が増えている。  なお、彼らがこれまでとく

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