医薬経済オンライン

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ドクターかでいの医療の裏技

スクラップ・アンド・ビルド

第14回

かでい伝次郎

2022年5月15日号

 日本の医療が経済的に危機に瀕していると言われたのは40年近く前のこと。当時の厚生省保険局長が、いわゆる「医療費亡国論」を唱えたのであった。その後、医療費抑制のためにさまざまな政策が行われたが、医療費の上昇はとどまるところを知らない。医療費が増加していくのは、日本が高齢化社会である以上、仕方のないことなのか、それとも医療が非効率だからなのか。最近、そんなことを考えさせられる事例を見聞きした。 ある田舎町のことだ。人口が少ないのに、近隣の市町村を含め、公的・民間併せてそれなりの数の診療所がある。しかし、いずれも受診する患者数が少なく、経営が苦しい。診療所にできる医療には限界があり、住民の多くは多少時間がかかっても、車で1時間ほどの場所にある地方都市の病院に通っており、地元の診療所にかかるのは、わずかに地元の高齢者だけだ。村の政治家たちは口々に...  日本の医療が経済的に危機に瀕していると言われたのは40年近く前のこと。当時の厚生省保険局長が、いわゆる「医療費亡国論」を唱えたのであった。その後、医療費抑制のためにさまざまな政策が行われたが、医療費の上昇はとどまるところを知らない。医療費が増加していくのは、日本が高齢化社会である以上、仕方のないことなのか、それとも医療が非効率だからなのか。最近、そんなことを考えさせられる事例を見聞きした。 ある田舎町のことだ。人口が少ないのに、近隣の市町村を含め、公的・民間併せてそれなりの数の診療所がある。しかし、いずれも受診する患者数が少なく、経営が苦しい。診療所にできる医療には限界があり、住民の多くは多少時間がかかっても、車で1時間ほどの場所にある地方都市の病院に通っており、地元の診療所にかかるのは、わずかに地元の高齢者だけだ。村の政治家たちは口々に医

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