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赤字の健保組合は 22年度で963組合

2022年5月15日号

 健康保険組合連合会は4月28日、22年度の「予算早期集計結果の概要」を発表した。健保組合は全体で1378組合あり、経常収入は8兆3869億円、経常支出は8兆6638億円で収支差し引きは2770億円の赤字の見通しとしている。組合全体の赤字額は21年度の5028億円から2259億円縮小する。赤字組合数は963組合を数え、約70%を占める。これでも21年度の1068組合(77%)から好転はしている。  組合健保は、被用者保険として、協会けんぽ、共済組合と並ぶ日本の公的医療保険制度の根幹を成す保険者団体である。加入者数は2866万人、平均標準報酬月額は約38万円、平均標準賞与額は約112万円で、中小企業の加入が多い協会けんぽに比べ、大企業が単独の組合を設立、運営しているケースや同業種の会社が連合してひとつの健保組合を設立しているケースなどがある。協会けんぽに比べて若年層が多く、また高収...  健康保険組合連合会は4月28日、22年度の「予算早期集計結果の概要」を発表した。健保組合は全体で1378組合あり、経常収入は8兆3869億円、経常支出は8兆6638億円で収支差し引きは2770億円の赤字の見通しとしている。組合全体の赤字額は21年度の5028億円から2259億円縮小する。赤字組合数は963組合を数え、約70%を占める。これでも21年度の1068組合(77%)から好転はしている。  組合健保は、被用者保険として、協会けんぽ、共済組合と並ぶ日本の公的医療保険制度の根幹を成す保険者団体である。加入者数は2866万人、平均標準報酬月額は約38万円、平均標準賞与額は約112万円で、中小企業の加入が多い協会けんぽに比べ、大企業が単独の組合を設立、運営しているケースや同業種の会社が連合してひとつの健保組合を設立しているケースなどがある。協会けんぽに比べて若年層が多く、また高収入の

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