INTERVIEW
コロナワクチンで採択、世界は次なるパンデミック対策へ
インタビュー・北村哲 日本電気AI創薬統括部長
2022年6月1日号
——今年4月に国際的なワクチン研究開発のための基金「感染症流行対策イノベーション連合」(CEPI)から日本企業として初めて採択され、ベータコロナウイルス属の予防ワクチンの研究開発に乗り出しました。
北村 NEC(日本電気)はもともと新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に流行りつつあった20年2月頃から研究を始めていました。人工知能(AI)を使ったゲノム配列解析から4月下旬にワクチン抗原の同定に成功したことを受け、開発に向けて相当な数の製薬企業に話を持ち掛けました。ところが、当時はなかなか受け入れてもらえず、提携につながりませんでした。それでも、我われで非臨床を進め、得られた結果をすべてCEPIに持っていきました。すると、技術にかなり興味を持ってもらい、今回の採択につながりました。
——製薬企業との提携につながらなかっ...
——今年4月に国際的なワクチン研究開発のための基金「感染症流行対策イノベーション連合」(CEPI)から日本企業として初めて採択され、ベータコロナウイルス属の予防ワクチンの研究開発に乗り出しました。
北村 NEC(日本電気)はもともと新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に流行りつつあった20年2月頃から研究を始めていました。人工知能(AI)を使ったゲノム配列解析から4月下旬にワクチン抗原の同定に成功したことを受け、開発に向けて相当な数の製薬企業に話を持ち掛けました。ところが、当時はなかなか受け入れてもらえず、提携につながりませんでした。それでも、我われで非臨床を進め、得られた結果をすべてCEPIに持っていきました。すると、技術にかなり興味を持ってもらい、今回の採択につながりました。
——製薬企業との提携につながらなかった
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