INTERVIEW
科学技術政策は、 世界のどんな国でも 国家戦略の「ど真ん中」
インタビュー・渡海紀三朗 元文部科学相
2022年6月1日号
新型コロナウイルス感染症のパンデミックを経て、ワクチンや治療薬開発の起点となる「研究支援」のあり方へ注目が集まっている。大学の研究資金を下支えする10兆円規模のファンドも運用が始まりつつあり、5月18日にはその運用益の配分先となる「国際卓越研究大学」を規定する法律も成立した。
日本の研究支援策はどのように変化し、これからどこへ向かうべきか。科学技術政策を自身の「ライフワーク」に掲げ、30年以上取り組んできた渡海紀三朗元文科相に聞いた。
◇ ◇ ◇
——科学技術政策の分野では、これまでどんな変化がありましたか。
渡海 政治において非常にマイナーだった政策が、いまや国家戦略のど真ん中にいる。とくに岸田文雄政権では、成長戦略の一丁目一番地に「科学技術立国の推進」とある。この違いはすごい。自民...
新型コロナウイルス感染症のパンデミックを経て、ワクチンや治療薬開発の起点となる「研究支援」のあり方へ注目が集まっている。大学の研究資金を下支えする10兆円規模のファンドも運用が始まりつつあり、5月18日にはその運用益の配分先となる「国際卓越研究大学」を規定する法律も成立した。
日本の研究支援策はどのように変化し、これからどこへ向かうべきか。科学技術政策を自身の「ライフワーク」に掲げ、30年以上取り組んできた渡海紀三朗元文科相に聞いた。
◇ ◇ ◇
——科学技術政策の分野では、これまでどんな変化がありましたか。
渡海 政治において非常にマイナーだった政策が、いまや国家戦略のど真ん中にいる。とくに岸田文雄政権では、成長戦略の一丁目一番地に「科学技術立国の推進」とある。この違いはすごい。自民党
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