医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

Current Issues

Current Issues

2022年6月1日号

米国胸部疾患学会で有望な研究成果  米国胸部疾患学会は5月13〜18日、米国サンフランシスコで国際会議を開催。有望かつ最新の研究成果が披露された。  独ベーリンガーインゲルハイムは、新規の経口PDE4B阻害剤である「BI1015550」の新しい第Ⅱ相試験データを発表した。BI1015550とプラセボに分け、承認済みの抗線維化剤併用または非併用で比較。12週間のデータでは、BI1015550を投与された特発性肺線維症(IPF)患者の肺機能低下率がプラセボと比較し有意に低下した。IPFは進行性の線維性間質性肺疾患のなかで、全世界で約300万人、米国だけで約10万人罹患しているとされる。  第Ⅱ相には成人IPF患者147人が参加、1日2回のBI1015550投与群、またはプラセボ群に分け、12週間投与で比較した。抗線維化薬を含むIPFの標準的な薬剤を服用している患者は、治験期間中それ... 米国胸部疾患学会で有望な研究成果  米国胸部疾患学会は5月13〜18日、米国サンフランシスコで国際会議を開催。有望かつ最新の研究成果が披露された。  独ベーリンガーインゲルハイムは、新規の経口PDE4B阻害剤である「BI1015550」の新しい第Ⅱ相試験データを発表した。BI1015550とプラセボに分け、承認済みの抗線維化剤併用または非併用で比較。12週間のデータでは、BI1015550を投与された特発性肺線維症(IPF)患者の肺機能低下率がプラセボと比較し有意に低下した。IPFは進行性の線維性間質性肺疾患のなかで、全世界で約300万人、米国だけで約10万人罹患しているとされる。  第Ⅱ相には成人IPF患者147人が参加、1日2回のBI1015550投与群、またはプラセボ群に分け、12週間投与で比較した。抗線維化薬を含むIPFの標準的な薬剤を服用している患者は、治験期間中それら

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence