医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

巻頭言

ポリファーマシー対策で 地域医療に貢献する

2022年6月15日号

——今年4月から昭和大学特任教授として、薬学部に新設された医薬品適正使用学部門を任されています。 佐々木 私のライフワークとなっているが、ここで取り組みたいのは、ポリファーマシー(害のある多剤投与)対策とフォーミュラリー(推奨標準治療薬)の作成だ。日本の医療の基本は地域にある。この地域医療をどう支えていくか。これは昭和大学関連病院がめざしていく姿だと考える。 ——ポリファーマシー対策の取り組みは。 佐々木 本当に必要な医薬品が患者に投与されているか。院外処方箋を実際に見てみると漫然投与が多く、愕然とした。そこで院内の処方状況を調べ「7剤超」を対象に、医師にダイレクトメールで「処方が必要かどうか」を送った。多くの医師が興味を示してくれた。一方、患者さんにはどう対応するか。昭和大学病院・附属東病院のポ... ——今年4月から昭和大学特任教授として、薬学部に新設された医薬品適正使用学部門を任されています。 佐々木 私のライフワークとなっているが、ここで取り組みたいのは、ポリファーマシー(害のある多剤投与)対策とフォーミュラリー(推奨標準治療薬)の作成だ。日本の医療の基本は地域にある。この地域医療をどう支えていくか。これは昭和大学関連病院がめざしていく姿だと考える。 ——ポリファーマシー対策の取り組みは。 佐々木 本当に必要な医薬品が患者に投与されているか。院外処方箋を実際に見てみると漫然投与が多く、愕然とした。そこで院内の処方状況を調べ「7剤超」を対象に、医師にダイレクトメールで「処方が必要かどうか」を送った。多くの医師が興味を示してくれた。一方、患者さんにはどう対応するか。昭和大学病院・附属東病院のポリフ

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence