医薬経済オンライン

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Dear Tomorrow 新しいヘルスケアマーケティング

「仕事と病気」が調和できる社会の実現を

第106回 製薬企業の価値を高める取り組みが大切に

ジョージメイスン大学大学院(バージニア州)パブリックヘルス専攻  堀玲子

2022年6月15日号

 新型コロナウイルス感染症のなかでも、とくにオミクロン株に罹患した患者は後遺症が長引き、世代に関係なく仕事に復帰する機会を失っている。ひとり暮らしなど生活環境や在宅勤務などもマイナスの影響を与えていることは十分考えられる。  基礎疾患の治療とは違い、個人差も大きい後遺症なので、専門医もほとんどいない。心療内科などを頼る患者も多いだろう。  ヤンセンファーマが「ワークシックバランス」とういう概念を打ち出している。病気があっても自分らしく働くことができる世の中の実現をめざす考え方で、同社はまず「IBD(炎症性腸疾患)の患者に寄り添いたい。IBDと働くプロジェクト」を発信した。IBDはクローン病をはじめ潰瘍性大腸炎、炎症性腸疾患など国内患者は推計29万人もいる。若い世代の患者も多い。疾患を抱えていたとしても、働くことができれば、人生...  新型コロナウイルス感染症のなかでも、とくにオミクロン株に罹患した患者は後遺症が長引き、世代に関係なく仕事に復帰する機会を失っている。ひとり暮らしなど生活環境や在宅勤務などもマイナスの影響を与えていることは十分考えられる。  基礎疾患の治療とは違い、個人差も大きい後遺症なので、専門医もほとんどいない。心療内科などを頼る患者も多いだろう。  ヤンセンファーマが「ワークシックバランス」とういう概念を打ち出している。病気があっても自分らしく働くことができる世の中の実現をめざす考え方で、同社はまず「IBD(炎症性腸疾患)の患者に寄り添いたい。IBDと働くプロジェクト」を発信した。IBDはクローン病をはじめ潰瘍性大腸炎、炎症性腸疾患など国内患者は推計29万人もいる。若い世代の患者も多い。疾患を抱えていたとしても、働くことができれば、人生に

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