未熟で牧歌的な「松本日医」の前途
去る者たちが残した批判的な視点
2022年7月1日号
「松本キャビネット全員当選」
6月25日の日本医師会役員選挙は、大きな波乱なく、会長に当選した松本吉郎氏(埼玉、常任理事)の陣営の全員当選で幕を閉じた。票数は次のとおりだ。
全国の代議員376人の投票で松本氏が310票を獲得し、64票だった副会長の松原謙二氏(大阪)に圧勝した。注目された副会長選では、茂松茂人氏(大阪、265票)、猪口雄二氏(東京、262票)、角田徹氏(東京、250票)が当選。単独で出馬した現職の今村聡氏(東京)は227票まで票を積み上げたが、3位以内に食い込むことはできなかった。
常任理事選には11人が立候補。ただ、玉元弘次氏(千葉)が、松原氏の落選を受けて出馬を辞退したため、松本氏推薦の10人が無投票で当選した。
中川俊男前会長(北海道)が再選出馬を取りやめたなか、有力な元日医幹部や都道府県医...
「松本キャビネット全員当選」
6月25日の日本医師会役員選挙は、大きな波乱なく、会長に当選した松本吉郎氏(埼玉、常任理事)の陣営の全員当選で幕を閉じた。票数は次のとおりだ。
全国の代議員376人の投票で松本氏が310票を獲得し、64票だった副会長の松原謙二氏(大阪)に圧勝した。注目された副会長選では、茂松茂人氏(大阪、265票)、猪口雄二氏(東京、262票)、角田徹氏(東京、250票)が当選。単独で出馬した現職の今村聡氏(東京)は227票まで票を積み上げたが、3位以内に食い込むことはできなかった。
常任理事選には11人が立候補。ただ、玉元弘次氏(千葉)が、松原氏の落選を受けて出馬を辞退したため、松本氏推薦の10人が無投票で当選した。
中川俊男前会長(北海道)が再選出馬を取りやめたなか、有力な元日医幹部や都道府県医師会
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