業界展望
株価が迫った背水の陣、黒川明会長が代表取締役へ復帰
第13回 参天製薬
クレディ・スイス証券株式会社株式調査部ディレクター 酒井文義
2022年7月1日号
医薬品セクターでバリュー株として位置付けられる参天製薬の株価が、あっという間に1000円割れとなった。過去1年間で株価は1800円台から、ほとんど節目なく6月15日に付けた直近最安値968円まで下落し、ほぼ半値水準となった。株価下落の要因は後述するが、この状況を投資家が容認するはずもなく、同様に危機感を募らせたのは参天の経営陣だ。
22年3月23日の取締役会で4月1日付で黒川明代表取締役が代表権を返上し、取締役会長へ退くことを発表した。同時に伊藤毅取締役専務執行役員が代表取締役副社長へ昇任した。その趣旨を「グローバル企業としての競争力を高め、戦略実行力を強化し、中長期的な成長を実現することを目的に、4月1日付でエグゼクティブ・マネジメント・チームを基軸とした執行体制へと刷新することを発表しました。今回新たに代表取締役副社長を選定する...
医薬品セクターでバリュー株として位置付けられる参天製薬の株価が、あっという間に1000円割れとなった。過去1年間で株価は1800円台から、ほとんど節目なく6月15日に付けた直近最安値968円まで下落し、ほぼ半値水準となった。株価下落の要因は後述するが、この状況を投資家が容認するはずもなく、同様に危機感を募らせたのは参天の経営陣だ。
22年3月23日の取締役会で4月1日付で黒川明代表取締役が代表権を返上し、取締役会長へ退くことを発表した。同時に伊藤毅取締役専務執行役員が代表取締役副社長へ昇任した。その趣旨を「グローバル企業としての競争力を高め、戦略実行力を強化し、中長期的な成長を実現することを目的に、4月1日付でエグゼクティブ・マネジメント・チームを基軸とした執行体制へと刷新することを発表しました。今回新たに代表取締役副社長を選定すること
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