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工学士医学生が見た医工連携の壁

日本製〝開発〟で立ちはだかる壁を乗り越えるヒント

第4回 秋田大学・島田洋一名誉教授の取材実録

秋田大学医学部医学科6年 鈴木 智也

2022年7月1日号

 日本製の医工連携が医療の舞台に出るにはさまざまな壁がある。行政の規制、審査が厳しく、ベンチャーが育ちにくい日本では、ゼロからの“開発”より海外での共同開発、医療機器承認、保険収載を経て“導入”するのが近道、というメッセージが胸に刺さった。  私は電気通信大学(電通大)にて工学士を取得後、青年海外協力隊員としてスーダンで2年間活動、その後秋田大学医学部へ2年次学士編入し、6年次に在籍している。医療に片足を踏み入れてからも、工学と医療というテーマに注目している。  第3回(6月1日号)では、私の電通大時代の恩師・東京工業大学情報理工学院情報工学系の小池英樹教授と対談し、医師の縫合トレーニングに対してゲーミィフィケーションを導入する研究に関して、詳細な紹介と実用化に向けた壁について記した。そのなかで、とくに医療者側が工学者へ現場...  日本製の医工連携が医療の舞台に出るにはさまざまな壁がある。行政の規制、審査が厳しく、ベンチャーが育ちにくい日本では、ゼロからの“開発”より海外での共同開発、医療機器承認、保険収載を経て“導入”するのが近道、というメッセージが胸に刺さった。  私は電気通信大学(電通大)にて工学士を取得後、青年海外協力隊員としてスーダンで2年間活動、その後秋田大学医学部へ2年次学士編入し、6年次に在籍している。医療に片足を踏み入れてからも、工学と医療というテーマに注目している。  第3回(6月1日号)では、私の電通大時代の恩師・東京工業大学情報理工学院情報工学系の小池英樹教授と対談し、医師の縫合トレーニングに対してゲーミィフィケーションを導入する研究に関して、詳細な紹介と実用化に向けた壁について記した。そのなかで、とくに医療者側が工学者へ現場の意

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