看護学者から見た個別化医療とグローバリズム
無意味で虚しい時間
第59回 安全を理由に患者の可能性を潰すことは「違う」
大阪大学大学院医学系研究科/公益財団法人浅香山病院 山川みやえ
2022年7月1日号
気分が悪くて仕事や生活に支障を来すタイプの人間ではない。嫌なこともすぐ忘れる、というか真剣に憶えていられない人間だが、今回はしばらく頭の中にこびりついて離れなかった、そんな出来事を振り返りたい。
人生で一番無意味で虚しい時間は何だろうか。読者の人たちはそういう時間を過ごしたことがあるかどうかは知らないが、こう書くと妙に哲学的に聞こえる。今回はそのようなことを論じるわけではない。私自身、無意味とは思わないが、それにかなり近い気持ちで虚しさを感じることは多々ある(それもすぐに忘れるのではあるが)。私の場合は、自分がやっていることが自分の対象者の人たちにあまり意味をもたらさないのではないかと思うと、どうしようもない虚しさに襲われる。
気分が悪くて仕事や生活に支障を来すタイプの人間ではない。嫌なこともすぐ忘れる、というか真剣に憶えていられない人間だが、今回はしばらく頭の中にこびりついて離れなかった、そんな出来事を振り返りたい。
人生で一番無意味で虚しい時間は何だろうか。読者の人たちはそういう時間を過ごしたことがあるかどうかは知らないが、こう書くと妙に哲学的に聞こえる。今回はそのようなことを論じるわけではない。私自身、無意味とは思わないが、それにかなり近い気持ちで虚しさを感じることは多々ある(それもすぐに忘れるのではあるが)。私の場合は、自分がやっていることが自分の対象者の人たちにあまり意味をもたらさないのではないかと思うと、どうしようもない虚しさに襲われる。
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