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2022年7月1日号
ASCOで最新研究が多数示されるも、結果はまちまち
米国臨床腫瘍学会(ASCO)は、6月3〜7日の5日間、シカゴ会場とオンラインで年次総会を開催した。今年のテーマは「イノベーションを通じた公平ながん治療の推進」。200以上のセッションでテーマに関連する研究成果が提供された。
英アストラゼネカと第一三共は「エンハーツ」のHR陽性、HER2低発現の転移性乳がん患者を対象にした第Ⅲ相試験「DESTINY—Breast04」の結果を報告した。第Ⅲ相には1〜2種類の化学療法の前治療歴のあるHER2低発現の切除不能・転移性乳がん患者557人が登録。うちHR陽性494人、HR陰性58人を対象に、エンハーツまたは標準治療に無作為に割り付け、比較した。
試験の結果、化学療法と比較して同薬が病勢進行リスクを49%減少したことを確認。またエンハーツ投与群の無増悪生存期間は10.1ヵ...
ASCOで最新研究が多数示されるも、結果はまちまち
米国臨床腫瘍学会(ASCO)は、6月3〜7日の5日間、シカゴ会場とオンラインで年次総会を開催した。今年のテーマは「イノベーションを通じた公平ながん治療の推進」。200以上のセッションでテーマに関連する研究成果が提供された。
英アストラゼネカと第一三共は「エンハーツ」のHR陽性、HER2低発現の転移性乳がん患者を対象にした第Ⅲ相試験「DESTINY—Breast04」の結果を報告した。第Ⅲ相には1〜2種類の化学療法の前治療歴のあるHER2低発現の切除不能・転移性乳がん患者557人が登録。うちHR陽性494人、HR陰性58人を対象に、エンハーツまたは標準治療に無作為に割り付け、比較した。
試験の結果、化学療法と比較して同薬が病勢進行リスクを49%減少したことを確認。またエンハーツ投与群の無増悪生存期間は10.1ヵ月、
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