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第282回 ──文学国語と論理国語の分別問題に思うこと─

本田成親

2022年7月15日号

文科省に期待してはならない  文部科学省からの指示によって、最近の高校の現代国語教育課程においては、その内容を文学国語と論理国語とに分別して扱うようにし、しかも日常生活や各種実務に役立つとされる論理国語が重要視させるようになってきています。当然、教科書検定もその指針に沿って履行されるため、真摯に国語教育を考える一部識者などからは、そのような現状に対する厳しい批判の声が上がり、教科書関連出版社なども今後の対応に何かと苦慮しているそうです。  また、そのカリキュラム改訂に伴い、高校では文学国語は必修でなくなり、大学入試においても文学国語を必須受験科目としない大学が先々増える流れになるとも予想されているようです。教育界には最早無縁の身なのですが、そんな情報に接するにつけても、個人的には些か首を傾げざるを得ません。日本... 文科省に期待してはならない  文部科学省からの指示によって、最近の高校の現代国語教育課程においては、その内容を文学国語と論理国語とに分別して扱うようにし、しかも日常生活や各種実務に役立つとされる論理国語が重要視させるようになってきています。当然、教科書検定もその指針に沿って履行されるため、真摯に国語教育を考える一部識者などからは、そのような現状に対する厳しい批判の声が上がり、教科書関連出版社なども今後の対応に何かと苦慮しているそうです。  また、そのカリキュラム改訂に伴い、高校では文学国語は必修でなくなり、大学入試においても文学国語を必須受験科目としない大学が先々増える流れになるとも予想されているようです。教育界には最早無縁の身なのですが、そんな情報に接するにつけても、個人的には些か首を傾げざるを得ません。日本にお

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