医薬経済オンライン

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硬直化するアステラスに残された「組織健全策」

成長戦略、研究開発で「打てど響かず、触れど届かず」

2022年7月15日号

もどかしい現状 「名は体を表す」という慣用句が、かくも当て嵌らない会社も珍しいと思われる。アステラス製薬だ。社名に込められた明日を悠然と照らすどころか、足元に噴き出る諸問題に組織が追われ、どこを切っても落ち着かない有り様となっている。武田薬品が外国人社長と彼を輔弼するバタ臭い連中によって“トンデモ経営”に陥るなか、同社は事実上の国内トップという責任あるポジションに立つにもかかわらず、何かにつけて内向きで、言動にも重みが加わってこないのだ。  小誌はかつて、そんな同社を「草食系」と例えたことがあった。その後、経験を積み、隘路を越えてきたことは認めるとしても、依然として、センターを張れる見識と華が足りないように映る。  メガ外資の国内市場への本格的な浸透と、長期収載品の先行き懸念を前に、危機感を同じくした山... もどかしい現状 「名は体を表す」という慣用句が、かくも当て嵌らない会社も珍しいと思われる。アステラス製薬だ。社名に込められた明日を悠然と照らすどころか、足元に噴き出る諸問題に組織が追われ、どこを切っても落ち着かない有り様となっている。武田薬品が外国人社長と彼を輔弼するバタ臭い連中によって“トンデモ経営”に陥るなか、同社は事実上の国内トップという責任あるポジションに立つにもかかわらず、何かにつけて内向きで、言動にも重みが加わってこないのだ。  小誌はかつて、そんな同社を「草食系」と例えたことがあった。その後、経験を積み、隘路を越えてきたことは認めるとしても、依然として、センターを張れる見識と華が足りないように映る。  メガ外資の国内市場への本格的な浸透と、長期収載品の先行き懸念を前に、危機感を同じくした山之

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