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供給不足は共同開発認めた行政のミス

2022年7月15日号

 後発品の供給不足が続いている。昨年の小林化工の不祥事(誤混入)に端を発した後発品業界は、その後も承認書から逸脱した製造などが発覚し、業務停止命令の行政処分は10社に及んだ。日医工は無理な拡大路線が祟り、倒産に直面し、ADR(事業再生)申請による再建を債権者と協議中だ。  厚生労働省は21年12月10日に「医療用医薬品の供給不足に係る対応について」を発出し供給の再構築を急いでいた。出荷停止や出荷調整は約3000品目以上とし、324の成分規格のうち14%は供給が減少しているが、特定規格では20%以上減少していたものもあったと報告した。こうしたなか日本ジェネリック製薬協会(GE薬協)が22年5月10日の時点で、37社の供給状況をまとめたところ、2516品目の出荷が滞っており、GE製品のおよそ25%に及んでいると発表した。供給不足は簡単には解消しない実態がある。 ...  後発品の供給不足が続いている。昨年の小林化工の不祥事(誤混入)に端を発した後発品業界は、その後も承認書から逸脱した製造などが発覚し、業務停止命令の行政処分は10社に及んだ。日医工は無理な拡大路線が祟り、倒産に直面し、ADR(事業再生)申請による再建を債権者と協議中だ。  厚生労働省は21年12月10日に「医療用医薬品の供給不足に係る対応について」を発出し供給の再構築を急いでいた。出荷停止や出荷調整は約3000品目以上とし、324の成分規格のうち14%は供給が減少しているが、特定規格では20%以上減少していたものもあったと報告した。こうしたなか日本ジェネリック製薬協会(GE薬協)が22年5月10日の時点で、37社の供給状況をまとめたところ、2516品目の出荷が滞っており、GE製品のおよそ25%に及んでいると発表した。供給不足は簡単には解消しない実態がある。

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