日本市場を丹念に切り拓く「イドルシア」
新興企業由来のドラッグラグとは真逆の動き
2022年8月1日号
ようやく業界でもドラッグラグ再燃の兆しを危ぶむ声が上がり始めた。抗がん剤に関しては現場の専門医の間で懸念されていたが、いまや社長会見や学術総会の場でも言及されるようになった。
日本製薬工業協会のシンクタンクである医薬政策産業研究所(政策研)がとりまとめた報告書にもこのような記載がある。
「新興企業の品目が増えたことで、新たなドラッグラグの兆候が示され、その課題はより複雑であることが示唆された」
もはや新興企業は新薬上市に欠かせず、現にグローバルでは開発パイプラインの半数以上が新興企業由来と言われている。IQVIAの調査によると、01年時点で30%程度だった新興企業由来の開発パイプラインのシェアは、21年には「60%」と倍増し、国別では、米国62%、欧州47%、中国83%、韓国76%となっている。それが日本は「22%」にと...
ようやく業界でもドラッグラグ再燃の兆しを危ぶむ声が上がり始めた。抗がん剤に関しては現場の専門医の間で懸念されていたが、いまや社長会見や学術総会の場でも言及されるようになった。
日本製薬工業協会のシンクタンクである医薬政策産業研究所(政策研)がとりまとめた報告書にもこのような記載がある。
「新興企業の品目が増えたことで、新たなドラッグラグの兆候が示され、その課題はより複雑であることが示唆された」
もはや新興企業は新薬上市に欠かせず、現にグローバルでは開発パイプラインの半数以上が新興企業由来と言われている。IQVIAの調査によると、01年時点で30%程度だった新興企業由来の開発パイプラインのシェアは、21年には「60%」と倍増し、国別では、米国62%、欧州47%、中国83%、韓国76%となっている。それが日本は「22%」にとどま
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録