日本電子　新中期経営計画スタート

医療激動の時代　関連企業の戦略を診る

日本電子　新中期経営計画スタート

継続性ある戦略で高成長

2022年8月1日号

　日本電子は内外に存在感を示している電子顕微鏡で世界トップの企業だ。電子顕微鏡は基本的には高度の計測・分析技術をコア技術としており、これを継続的に性能向上してきたことから、世界のアカデミアから高い評価を獲得し、世界市場でトップシェアを占める存在につながっている。現在の事業は電子顕微鏡・核磁気共鳴装置・質量分析計を主体とする理科学・計測機器事業、電子ビーム描画装置・三次元プリンターなどの産業機器事業、生化学自動分析装置・免疫分析装置の医用機機器事業の3事業で構成している。　長期的成長をめざして10年度以降、3ヵ年ごとにテーマを掲げた中期経営計画を推進しており、21年度でステップ4を終えた。22年度からは新たなステップに入った。一貫した成長戦略に取り組んでおり、これが奏功して高成長を続けている。　10〜12年度のス... 　日本電子は内外に存在感を示している電子顕微鏡で世界トップの企業だ。電子顕微鏡は基本的には高度の計測・分析技術をコア技術としており、これを継続的に性能向上してきたことから、世界のアカデミアから高い評価を獲得し、世界市場でトップシェアを占める存在につながっている。現在の事業は電子顕微鏡・核磁気共鳴装置・質量分析計を主体とする理科学・計測機器事業、電子ビーム描画装置・三次元プリンターなどの産業機器事業、生化学自動分析装置・免疫分析装置の医用機機器事業の3事業で構成している。　長期的成長をめざして10年度以降、3ヵ年ごとにテーマを掲げた中期経営計画を推進しており、21年度でステップ4を終えた。22年度からは新たなステップに入った。一貫した成長戦略に取り組んでおり、これが奏功して高成長を続けている。　10〜12年度のステッ

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