医薬経済オンライン

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OUTLOOK 欧米のMR事情

米国の病院担当MR活動(下)

第187回

デルファイ・マネジメント・コンサルタント(DMC)社 植田南人

2009年4月1日号

 米国の病院は、通常、大きなヘルスケアシステムのなかでの病院部門として存在していることが多いが、大別すると、①重要なアカデミック病院②サテライト病院③医師・クリニックのグループ病院、の3種類に分けられる。 重要なアカデミック病院は、大学病院などを含み主要都市に存在する。そして、病院独自のフォーミュラリーを設定して管理しており、関連病院の薬剤使用の方針として採用されている。 サテライト病院は、コミュニティー病院で、各地域の近隣の専門病院である。例えば、ニューヨーク市のメモリアル・スローンケタリングがんセンターのようながん専門病院や、全米各地の小児専門病院などである。 グループ病院は、プライマリーケアや専門クリニックのネットワークとプライマリーと専門医のグループで開業している病院である。 病院担当MRが、自社製品のマーケティングの機会として重要...  米国の病院は、通常、大きなヘルスケアシステムのなかでの病院部門として存在していることが多いが、大別すると、①重要なアカデミック病院②サテライト病院③医師・クリニックのグループ病院、の3種類に分けられる。 重要なアカデミック病院は、大学病院などを含み主要都市に存在する。そして、病院独自のフォーミュラリーを設定して管理しており、関連病院の薬剤使用の方針として採用されている。 サテライト病院は、コミュニティー病院で、各地域の近隣の専門病院である。例えば、ニューヨーク市のメモリアル・スローンケタリングがんセンターのようながん専門病院や、全米各地の小児専門病院などである。 グループ病院は、プライマリーケアや専門クリニックのネットワークとプライマリーと専門医のグループで開業している病院である。 病院担当MRが、自社製品のマーケティングの機会として重要でタ

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