DPC環境下の医療産業戦略
DPCとがん医療(その6)
グローバルヘルス・コンサルティング会長 国際医療経済学者 アキよしかわ
2009年4月1日号
3月1日号で紹介した大腸がんの分析は、東京大学医療政策人材育成講座で筆者の日本での同僚であるグローバルヘルス・コンサルティング(GHC)ジャパン社長を務めている渡辺幸子(以下、敬称略)が岩岡英明(船橋市立医療センター)、岡本峰子(朝日新聞)、勝俣範之(国立がんセンター)、鈴木康裕(厚生労働省)、渡部新太郎(日本医学出版)とともに〝患者の視点からみた大腸がんに関する医療の質の情報〞として発表したなかに含まれるものだ。 これは、医療の消費者(患者やその家族)が医療機関を選択する際に、DPCデータなどの診療・臨床データをどのように活用できるかを考察したものである。とくにがんは、長期間治療が継続する慢性疾患でもあり、医療機関の選択に対する患者の意識も高いと考えられる。今回も渡辺らの研究から事例を紹介したい。 GHCは、がんの分析ではDPCデー...
3月1日号で紹介した大腸がんの分析は、東京大学医療政策人材育成講座で筆者の日本での同僚であるグローバルヘルス・コンサルティング(GHC)ジャパン社長を務めている渡辺幸子(以下、敬称略)が岩岡英明(船橋市立医療センター)、岡本峰子(朝日新聞)、勝俣範之(国立がんセンター)、鈴木康裕(厚生労働省)、渡部新太郎(日本医学出版)とともに〝患者の視点からみた大腸がんに関する医療の質の情報〞として発表したなかに含まれるものだ。 これは、医療の消費者(患者やその家族)が医療機関を選択する際に、DPCデータなどの診療・臨床データをどのように活用できるかを考察したものである。とくにがんは、長期間治療が継続する慢性疾患でもあり、医療機関の選択に対する患者の意識も高いと考えられる。今回も渡辺らの研究から事例を紹介したい。 GHCは、がんの分析ではDPCデータ、
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