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調剤実績データ

後発医薬品処方実態(08年7月) 大きな進展はみられず

数量ベース17.9%、金額ベース6.2%、調剤率41.9%

2009年4月1日号

 厚生労働省発表の「最近の調剤医療費(電算処理分)の動向」によれば、後発品の割合は数量ベースで、直近の08年7月が17・9%( 05年10〜3月は14・3%)、金額(薬剤料)ベースで6・2%(5・0%)と大きな伸びは見られない。また、調剤率も41・9%( 38・6%)と横ばいの状況にある(表2)。すなわち、各種の後発品使用促進策の実施にもかかわらず、その効果が十分に表れているとは言い難い状況だ。 なお、ここでの分析は、組合健康保険、政府管掌健康保険(現協会けんぽ)および国民健康保険のレセプトを電算処理(電算化率約86%)したデータに基づくもの。厚労省が昨年秋から、一定のデータが揃ったとして公表を始めたばかりだ。 さて、集計結果によると、調剤医療費の内訳は薬剤料が73・1%とほぼ4分の3を占め、以下技術料26・7%と続く(図1)。また、薬剤...  厚生労働省発表の「最近の調剤医療費(電算処理分)の動向」によれば、後発品の割合は数量ベースで、直近の08年7月が17・9%( 05年10〜3月は14・3%)、金額(薬剤料)ベースで6・2%(5・0%)と大きな伸びは見られない。また、調剤率も41・9%( 38・6%)と横ばいの状況にある(表2)。すなわち、各種の後発品使用促進策の実施にもかかわらず、その効果が十分に表れているとは言い難い状況だ。 なお、ここでの分析は、組合健康保険、政府管掌健康保険(現協会けんぽ)および国民健康保険のレセプトを電算処理(電算化率約86%)したデータに基づくもの。厚労省が昨年秋から、一定のデータが揃ったとして公表を始めたばかりだ。 さて、集計結果によると、調剤医療費の内訳は薬剤料が73・1%とほぼ4分の3を占め、以下技術料26・7%と続く(図1)。また、薬剤料を

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