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「赤ちゃんにやさしい病院」

2009年3月15日号

 ミシュランならずとも、WHOとユニセフが負けずに認定するのは「赤ちゃんにやさしい病院」。国内では、今年度10病院が追加、合計59施設となった。 狙いは「母乳育児」の積極的支援である。 今、この認定を受けられる施設は、実に恵まれ限られた環境にあると言っていい。救急搬送など課題の多きなか〝育児は母乳で〞なんて言っている余裕が生み出しにくい。 昨今は、複数病院が高率的に分担する「周産期医療の集約化」が考えられたりしている。出産の集中化が行われると、搬送後の環境変化に適応するのに精一杯で、母乳育児がおろそかになりやすい。 厚労省の調査によると、母親の96%が母乳育児を望んでいるが、実態は半数しか実現できていない。その背景としては、母親自身より施設側のほうが課題が大きい。 お産の集約化は、あくまでも急場しのぎ、真の育児のあるべき姿を忘れてはなら...  ミシュランならずとも、WHOとユニセフが負けずに認定するのは「赤ちゃんにやさしい病院」。国内では、今年度10病院が追加、合計59施設となった。 狙いは「母乳育児」の積極的支援である。 今、この認定を受けられる施設は、実に恵まれ限られた環境にあると言っていい。救急搬送など課題の多きなか〝育児は母乳で〞なんて言っている余裕が生み出しにくい。 昨今は、複数病院が高率的に分担する「周産期医療の集約化」が考えられたりしている。出産の集中化が行われると、搬送後の環境変化に適応するのに精一杯で、母乳育児がおろそかになりやすい。 厚労省の調査によると、母親の96%が母乳育児を望んでいるが、実態は半数しか実現できていない。その背景としては、母親自身より施設側のほうが課題が大きい。 お産の集約化は、あくまでも急場しのぎ、真の育児のあるべき姿を忘れてはならない

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