医薬経済オンライン

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勝ち残りに向けた企業戦略が加速

新年製薬企業展望

クレディスイス証券株式調査部ディレクター 酒井文義

2009年1月1日号

 08年の医薬品業界で頻発した単語を思い浮かべてみると、後期高齢者医療保険制度、信頼あるジェネリック(数量シェア30%)、新型インフルエンザ、早期妥結(流通改革)、FDAの「Complete  Response  Letter」、PDUFA(処方薬ユーザーフィー法)の遅れなどが浮かんでくる。 筆者の記憶力と想像力の欠如もあるが、前向きな単語はあまり出てこない。グローバルでは米国発の金融危機と景況悪化、一時期の原油をはじめとするコモディティー価格の急騰、リーマンショックや米自動車ビッグ3の救済問題、円高など、08年は未曾有の危機と激動が襲った1年だった。08年よりもいい出来事を期待したいところだが、残念ながら09年は医薬品業界には、厳しさを増す環境という前提で考えざるを得ない。  08年の医薬品セクターの株価のパフォーマンスは外需型と内需型で明暗がはっきりと分かれた。筆...  08年の医薬品業界で頻発した単語を思い浮かべてみると、後期高齢者医療保険制度、信頼あるジェネリック(数量シェア30%)、新型インフルエンザ、早期妥結(流通改革)、FDAの「Complete  Response  Letter」、PDUFA(処方薬ユーザーフィー法)の遅れなどが浮かんでくる。 筆者の記憶力と想像力の欠如もあるが、前向きな単語はあまり出てこない。グローバルでは米国発の金融危機と景況悪化、一時期の原油をはじめとするコモディティー価格の急騰、リーマンショックや米自動車ビッグ3の救済問題、円高など、08年は未曾有の危機と激動が襲った1年だった。08年よりもいい出来事を期待したいところだが、残念ながら09年は医薬品業界には、厳しさを増す環境という前提で考えざるを得ない。  08年の医薬品セクターの株価のパフォーマンスは外需型と内需型で明暗がはっきりと分かれた。筆者が

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