世界の医薬品業界
米国の「クーポン」マーケティング
第24回
医薬評論家・五條正也
2009年3月15日号
米国の最大手薬局チェーンで、PBM(薬剤給付管理会社)を持つCVSケアマークが発表した08年12月期決算のリリースを見ると、同社が調剤した医薬品のうち、ジェネリックの調剤比率は、同社の小売薬局で67・4%、PBMで65・1%となった。この調剤比率は、1剤ごとにブランド品かジェネリックかを見たものなので、調剤された医薬品のうち、ほぼ3分の2がジェネリックとなったことを示している。なお、同社の年間売上高は874・7億ドルに達しており、小売薬局が6923店舗のほか、メールオーダー薬局や専門医薬品薬局が84ある。
米国のジェネリックの割合は、06年にスタチン剤の「ゾコール」(日本名リポバス)や抗うつ剤の「ゾロフト」(同ジェイゾロフト)が登場して以降、拡大ペースが早まり、07年に60%を超え、08年に3分の2に達した。とくに米国の昨...
米国の最大手薬局チェーンで、PBM(薬剤給付管理会社)を持つCVSケアマークが発表した08年12月期決算のリリースを見ると、同社が調剤した医薬品のうち、ジェネリックの調剤比率は、同社の小売薬局で67・4%、PBMで65・1%となった。この調剤比率は、1剤ごとにブランド品かジェネリックかを見たものなので、調剤された医薬品のうち、ほぼ3分の2がジェネリックとなったことを示している。なお、同社の年間売上高は874・7億ドルに達しており、小売薬局が6923店舗のほか、メールオーダー薬局や専門医薬品薬局が84ある。
米国のジェネリックの割合は、06年にスタチン剤の「ゾコール」(日本名リポバス)や抗うつ剤の「ゾロフト」(同ジェイゾロフト)が登場して以降、拡大ペースが早まり、07年に60%を超え、08年に3分の2に達した。とくに米国の昨年
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