医薬経済オンライン

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「風見鶏」厚労相の危うい品格

機に敏い舛添氏、人気だけで期待する首相の座

2009年3月15日号

 郵政民営化などを巡る麻生太郎首相自身の発言のブレ、首相の盟友・中川昭一前財務相の「もうろう会見」による辞任などの影響で、麻生政権が揺らぎ始めた。民主党への政権交代が現実味を帯びるなか、「ポスト麻生」選びの動きも見え隠れする自民党内では、青木幹雄・元参院議員会長らが推す舛添要一厚生労働相も候補の1人として浮上しつつある。  2月20日。閣議後の記者会見で、記者団から自民党総裁選への意欲を問われた舛添氏は、「行政の長ですから、自分の組織、全力を挙げて国民の生活を守っていく。そのこと以外、考えてはいけないと思う」とかわしてみせた。  それでも国民的人気を誇るだけに、今後「選挙の顔」として祭り上げられる可能性も残る。24日の会見で舛添氏は、「人事は端から見るとおもしろいので、いろんな人がいろんなことを言うと思うが、今は(...  郵政民営化などを巡る麻生太郎首相自身の発言のブレ、首相の盟友・中川昭一前財務相の「もうろう会見」による辞任などの影響で、麻生政権が揺らぎ始めた。民主党への政権交代が現実味を帯びるなか、「ポスト麻生」選びの動きも見え隠れする自民党内では、青木幹雄・元参院議員会長らが推す舛添要一厚生労働相も候補の1人として浮上しつつある。  2月20日。閣議後の記者会見で、記者団から自民党総裁選への意欲を問われた舛添氏は、「行政の長ですから、自分の組織、全力を挙げて国民の生活を守っていく。そのこと以外、考えてはいけないと思う」とかわしてみせた。  それでも国民的人気を誇るだけに、今後「選挙の顔」として祭り上げられる可能性も残る。24日の会見で舛添氏は、「人事は端から見るとおもしろいので、いろんな人がいろんなことを言うと思うが、今は(中川

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