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第6回 塩野義製薬

2009年3月15日号

 塩野義製薬は、上位企業の合従連衡が進行してきたなかでも、自主独立路線を維持し続けてきた。10年前の97年度の医療用医薬品の連結売上高トップ10は武田薬品を筆頭に、以下、三共、山之内製薬、塩野義製薬、エーザイ、藤沢薬品、第一製薬、田辺製薬、中外製薬、大日本製薬だったが、この10社で自主路線を続けてきたのは、武田薬品、塩野義製薬、エーザイの3社だけで、残る7社は再編戦略を選択した。  戦略の違いが、どのような結果になったのか。現在の上位4社の実績でみると、自主路線の武田薬品の売上高は07年度までの10年間で63%増、エーザイは143%増、アステラス製薬(山之内製薬・藤沢薬品)は28%増、第一三共(第一製薬・三共)が▲2%だった。  また、営業利益は、武田薬品が3・7倍、エーザイ▲ 57%、アステラス製薬が2・3倍、第一三...  塩野義製薬は、上位企業の合従連衡が進行してきたなかでも、自主独立路線を維持し続けてきた。10年前の97年度の医療用医薬品の連結売上高トップ10は武田薬品を筆頭に、以下、三共、山之内製薬、塩野義製薬、エーザイ、藤沢薬品、第一製薬、田辺製薬、中外製薬、大日本製薬だったが、この10社で自主路線を続けてきたのは、武田薬品、塩野義製薬、エーザイの3社だけで、残る7社は再編戦略を選択した。  戦略の違いが、どのような結果になったのか。現在の上位4社の実績でみると、自主路線の武田薬品の売上高は07年度までの10年間で63%増、エーザイは143%増、アステラス製薬(山之内製薬・藤沢薬品)は28%増、第一三共(第一製薬・三共)が▲2%だった。  また、営業利益は、武田薬品が3・7倍、エーザイ▲ 57%、アステラス製薬が2・3倍、第一三共

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