医薬経済オンライン

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OUTLOOK 欧米のMR事情

米国の病院担当MR活動(上)

第186回

デルファイ・マネジメント・コンサルタント(DMC)社 植田南人

2009年3月15日号

 米国の病院では通常、購入予算の25〜30%が薬剤購入費である。ファーマレップ誌によると、過去7年間で病院の薬剤購入費は年8%上昇し、例えば、全米12都市で60施設を持つ米国の代表的病院管理組織では、500億円近くの予算が毎年薬剤購入に充てられている。この巨大病院市場は、明らかに、製薬企業やバイオテク企業には魅力のある市場になる。 では、この巨大市場で、MRはどのような活動をしているのだろうか。 多くの病院担当MRは、病院の駐車場に車を止め院内に入ると、医師や医療関係者と1日中面会できるので動きは効率的だ。しかし、病院担当MRは、関係者と会話時には必要な院内のルールを知るなど、その病院の常識、約束事などをしっかり理解しなければ、ピントがずれる。病院のアニュアルレポートや地方のメディアでの紹介、雑誌でのインタビュー、それに社内のさまざまな...  米国の病院では通常、購入予算の25〜30%が薬剤購入費である。ファーマレップ誌によると、過去7年間で病院の薬剤購入費は年8%上昇し、例えば、全米12都市で60施設を持つ米国の代表的病院管理組織では、500億円近くの予算が毎年薬剤購入に充てられている。この巨大病院市場は、明らかに、製薬企業やバイオテク企業には魅力のある市場になる。 では、この巨大市場で、MRはどのような活動をしているのだろうか。 多くの病院担当MRは、病院の駐車場に車を止め院内に入ると、医師や医療関係者と1日中面会できるので動きは効率的だ。しかし、病院担当MRは、関係者と会話時には必要な院内のルールを知るなど、その病院の常識、約束事などをしっかり理解しなければ、ピントがずれる。病院のアニュアルレポートや地方のメディアでの紹介、雑誌でのインタビュー、それに社内のさまざまな人か

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