医薬経済オンライン

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10年後の医薬品マーケティング

求められる投資効率

最終回

中小企業診断士 平田雄一郎

2009年3月15日号

 医薬品マーケティングの成果をどう測定するのかは、戦略の内容にもよるが、非常に重要なポイントである。成果と言うと、売上げやシェアがすぐに該当するケースが多いが、MRのプロモーションの成果を社内のデータで分析し、各MRのコール数や活動量を図るケースもある。 最近は、外部リサーチ会社による顧客満足度調査やMRに関するディティール調査などによって、より科学的に把握できるかもしれないが、そういった調査は全数調査ではないため、MRごとの評価につなげていくことは難しい。 また、マーケティングの成果は、MRの活動のみで評価することが果たして今後も適切なのかという観点もある。マーケティングには、多くのコストがかかっているからだ。そのコスト全体を捉えて、成果を把握することこそが、正しい測定になるのではないだろうか。 医薬品市場がこれからも大きく成長する、...  医薬品マーケティングの成果をどう測定するのかは、戦略の内容にもよるが、非常に重要なポイントである。成果と言うと、売上げやシェアがすぐに該当するケースが多いが、MRのプロモーションの成果を社内のデータで分析し、各MRのコール数や活動量を図るケースもある。 最近は、外部リサーチ会社による顧客満足度調査やMRに関するディティール調査などによって、より科学的に把握できるかもしれないが、そういった調査は全数調査ではないため、MRごとの評価につなげていくことは難しい。 また、マーケティングの成果は、MRの活動のみで評価することが果たして今後も適切なのかという観点もある。マーケティングには、多くのコストがかかっているからだ。そのコスト全体を捉えて、成果を把握することこそが、正しい測定になるのではないだろうか。 医薬品市場がこれからも大きく成長する、ある

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