医薬経済オンライン

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10年後の医薬品マーケティング

多様化する環境変化

第1回

中小企業診断士 平田雄一郎

2009年1月1日号

 医薬品マーケティングを取り巻く環境の変化は、もはや医薬品業界に関わるキーワードだけで捉えていくことが難しい時代を迎えている。医療制度改革によって、DPC病院や在宅療養支援診療所などの新しい医療機能施設が広がること、業界が提案している新しい薬価制度が導入されることの影響は、当然、製薬各社の主力の製品群に少なからず発生するだろう。 また、「医療用医薬品の流通改善に関する懇談会」による流通改善の進展が新しい流通秩序を台頭させることにつながるわけだが、ここに来て急速な医薬品卸の再編は、製薬各社の流通政策にダイレクトに影響を及ぼしてくる。もちろん、将来的な製薬企業のM&Aは国内企業、外資企業とも起こる可能性は高いと予測されてはいるが、そのスピードが今のところは、見えていないのも正直なところであろう。 しかし、特許切れ製品を抱えている製薬企業として...  医薬品マーケティングを取り巻く環境の変化は、もはや医薬品業界に関わるキーワードだけで捉えていくことが難しい時代を迎えている。医療制度改革によって、DPC病院や在宅療養支援診療所などの新しい医療機能施設が広がること、業界が提案している新しい薬価制度が導入されることの影響は、当然、製薬各社の主力の製品群に少なからず発生するだろう。 また、「医療用医薬品の流通改善に関する懇談会」による流通改善の進展が新しい流通秩序を台頭させることにつながるわけだが、ここに来て急速な医薬品卸の再編は、製薬各社の流通政策にダイレクトに影響を及ぼしてくる。もちろん、将来的な製薬企業のM&Aは国内企業、外資企業とも起こる可能性は高いと予測されてはいるが、そのスピードが今のところは、見えていないのも正直なところであろう。 しかし、特許切れ製品を抱えている製薬企業としては、

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