医薬経済オンライン

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Dear Tomorrow 新しいヘルスケアマーケティング

米国大学院(パブリックヘルス専攻)を終えて

第108回 グローバルで通用する学問、ぜひ挑戦を

ジョージメイスン大学大学院(バージニア州)パブリックヘルス専攻  堀玲子

2022年8月15日号

 MPH(保健医療学)コースの後半となる「ヘルスプロモーション」は、健康な人に予防的なプログラムを考案、提唱していく授業である。実践では、地方自治体やNPO法人が肥満や糖尿病、禁煙などで具体的なプログラムを作成、地域の健康管理を提案していく。  私はハワイ州の電子タバコ撲滅運動のプログラムを評価、実際にハワイ州の健康局部長と電話会談した。米国には莫大なプログラムが多岐にわたってあるので、そのプログラムを閲覧するだけでも大変だ。自治体やコミュニティにはCHNS(Community Health Needs Assessment)というプログラムがある。これは自治体や病院がパブリックヘルス関連の諸問題に優先順位をつけて、自分たちが有する資源を明らかにする取り組みだ。どの州や地域を見ても共通の課題があった。医療アクセスの問題(人種によっても大きな差)とメンタルヘルスの問題で...  MPH(保健医療学)コースの後半となる「ヘルスプロモーション」は、健康な人に予防的なプログラムを考案、提唱していく授業である。実践では、地方自治体やNPO法人が肥満や糖尿病、禁煙などで具体的なプログラムを作成、地域の健康管理を提案していく。  私はハワイ州の電子タバコ撲滅運動のプログラムを評価、実際にハワイ州の健康局部長と電話会談した。米国には莫大なプログラムが多岐にわたってあるので、そのプログラムを閲覧するだけでも大変だ。自治体やコミュニティにはCHNS(Community Health Needs Assessment)というプログラムがある。これは自治体や病院がパブリックヘルス関連の諸問題に優先順位をつけて、自分たちが有する資源を明らかにする取り組みだ。どの州や地域を見ても共通の課題があった。医療アクセスの問題(人種によっても大きな差)とメンタルヘルスの問題である

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