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速読術(10倍)の科学的根拠完全否定

2022年8月15日号

 何かと忙しい現代人にとって〝速読術〟がそこそこの努力で身につくものならまことに便利このうえない。さらには、その上をいく〝瞬読〟があるというのだが、果たしてその真偽は? 文章を読むときのメカニズムについて専門家はこう説明する。読むときの眼球は、まず一点を注視する〝停留〟と次の注視点へジャンプする〝サッカード〟とを繰り返すという。これを短くできれば読み速度が上がることに。 これを努力してレベルを上げればいいわけだが、実際は平均30%あげられれば御の字ということ。つまり、速読術で10倍アップとかの売り込みがあるが、専門家は「理論的には不可能」とまったく歯牙にかけない。 情報の入力速度はおろか、理解がまったく追いついていない、と断言する。 速読者が時に短時間で理解度が極めて高く周囲を驚かせることがあるが、それは予め多くの背景知識を持って、優れた推...  何かと忙しい現代人にとって〝速読術〟がそこそこの努力で身につくものならまことに便利このうえない。さらには、その上をいく〝瞬読〟があるというのだが、果たしてその真偽は? 文章を読むときのメカニズムについて専門家はこう説明する。読むときの眼球は、まず一点を注視する〝停留〟と次の注視点へジャンプする〝サッカード〟とを繰り返すという。これを短くできれば読み速度が上がることに。 これを努力してレベルを上げればいいわけだが、実際は平均30%あげられれば御の字ということ。つまり、速読術で10倍アップとかの売り込みがあるが、専門家は「理論的には不可能」とまったく歯牙にかけない。 情報の入力速度はおろか、理解がまったく追いついていない、と断言する。 速読者が時に短時間で理解度が極めて高く周囲を驚かせることがあるが、それは予め多くの背景知識を持って、優れた推測を

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