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今こそ必要な「医療基本法」

2009年3月1日号

 医師不足、救急患者のタライ回し、無保険者、後期高齢者医療制度……現在の医療が抱える問題を挙げればキリがない。これらの各論レベルで混迷している医療政策に普遍的で有効な解決策を見出すことが、喫緊の課題となっている。 これら諸問題に対応するために、多くの医療関係の個別法はすでにある。だが、それらの法律に対して優越性を持ち、政策の基本理念や基本方針を定め、関連法規を束ねる、いわば医療版憲法(医療基本法)は存在していない。 切羽詰まった現状を打開すべく、各論の議論の場だけでなく、より高い次元から医療全般の基本方針を決める場も必要だ。そこには患者・市民が直接参加することが重要である。この背景のもと、「患者の声を医療政策に反映させるあり方協議会」が組織され、この問題に取り組んでいる。なお、日本製薬工業協会は、この組織と活動を積極的に支援している。 環...  医師不足、救急患者のタライ回し、無保険者、後期高齢者医療制度……現在の医療が抱える問題を挙げればキリがない。これらの各論レベルで混迷している医療政策に普遍的で有効な解決策を見出すことが、喫緊の課題となっている。 これら諸問題に対応するために、多くの医療関係の個別法はすでにある。だが、それらの法律に対して優越性を持ち、政策の基本理念や基本方針を定め、関連法規を束ねる、いわば医療版憲法(医療基本法)は存在していない。 切羽詰まった現状を打開すべく、各論の議論の場だけでなく、より高い次元から医療全般の基本方針を決める場も必要だ。そこには患者・市民が直接参加することが重要である。この背景のもと、「患者の声を医療政策に反映させるあり方協議会」が組織され、この問題に取り組んでいる。なお、日本製薬工業協会は、この組織と活動を積極的に支援している。 環境基

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