INTERVIEW
価格は「もう下げられない」
インタビュー・日本医薬品卸業連合会会長 松谷高顕
2009年3月1日号
――流通改善1年目の妥結率は12月末時点で約80%でした。どう評価しますか。
松谷 厚生労働省には「一定の成果があった」と言ってもらった。ただ、早期妥結の結果、早くから得意先の要求に近い形となり、取引価格は下がってしまった。そのことを考えると、合格点は与えられないのではないか。
厚労省の「医療用医薬品の流通改善に関する懇談会」(流改懇)では、薬価調査の信頼性の確保も求められている。今年行われるであろう9月調査の時点で乖離率(薬価差)が何パーセントになっているか。現実的には今の価格水準を下げられないというところが、各医薬品卸の責任者の認識だろう。4年前の04年度は、薬価改定1年目で取引価格が下がった。その後の06年度は我慢ができた。流通改善第2ラウンド( 09年度)の一番の課題となる。
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――流通改善1年目の妥結率は12月末時点で約80%でした。どう評価しますか。
松谷 厚生労働省には「一定の成果があった」と言ってもらった。ただ、早期妥結の結果、早くから得意先の要求に近い形となり、取引価格は下がってしまった。そのことを考えると、合格点は与えられないのではないか。
厚労省の「医療用医薬品の流通改善に関する懇談会」(流改懇)では、薬価調査の信頼性の確保も求められている。今年行われるであろう9月調査の時点で乖離率(薬価差)が何パーセントになっているか。現実的には今の価格水準を下げられないというところが、各医薬品卸の責任者の認識だろう。4年前の04年度は、薬価改定1年目で取引価格が下がった。その後の06年度は我慢ができた。流通改善第2ラウンド( 09年度)の一番の課題となる。
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