医薬経済オンライン

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日本は「見捨てられた国」のままで終わるのか

海外バイオベンチャーの台頭による新たな「ドラッグラグ」

2022年9月1日号

 物価の高騰や高度人材の流出など、日本を取り巻く環境は脅かされている。ただ、どの問題においても「これだ!」というような具体的な解決策は何なのかよくわからない状況ではないか。  解決策が見えてこない状況は製薬業界も例外ではない。日本はもはや「見捨てられた状況に陥っているのではないか」と、ドラッグラグの進行と業界の将来を危ぶむ声も聞かれる。  不安の声を上げたのは山梨大学の岩﨑甫副学長(写真)だ。岩﨑氏は、73年に東京大学医学部を卒業後、グラクソ・スミスクラインの開発本部長などを歴任。現在は日本医療研究開発機構(AMED)医薬品プロジェクトのプログラムディレクターや、内閣府の医薬品開発協議会の委員も務めている。業界の現状を多角的な視点で捉える岩﨑氏は、最近再燃が叫ばれ、話題に上がるドラッグラグについて「根本的に日本が見捨てら...  物価の高騰や高度人材の流出など、日本を取り巻く環境は脅かされている。ただ、どの問題においても「これだ!」というような具体的な解決策は何なのかよくわからない状況ではないか。  解決策が見えてこない状況は製薬業界も例外ではない。日本はもはや「見捨てられた状況に陥っているのではないか」と、ドラッグラグの進行と業界の将来を危ぶむ声も聞かれる。  不安の声を上げたのは山梨大学の岩﨑甫副学長(写真)だ。岩﨑氏は、73年に東京大学医学部を卒業後、グラクソ・スミスクラインの開発本部長などを歴任。現在は日本医療研究開発機構(AMED)医薬品プロジェクトのプログラムディレクターや、内閣府の医薬品開発協議会の委員も務めている。業界の現状を多角的な視点で捉える岩﨑氏は、最近再燃が叫ばれ、話題に上がるドラッグラグについて「根本的に日本が見捨てられた

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