医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

2年後の「エクアクリフ」で陰る国内ナンバーワン目標

「風前の灯火」、住友ファーマの糖尿病領域

2022年9月1日号

 住友ファーマの野村博社長はいま頃、頭を抱えているだろう。22年度を最終年度とする中期経営計画の売上高6000億円は未達確定で今年5月に5500億円に修正。さらに、北米で2000億円以上を売上げる抗精神病薬「ラツーダ」のパテント・クリフが23年度から本格化し、再成長への道のりは「たやすいものではない」と説明する。穴を埋める後継品の育成に追われるなか、別の問題が発生した。  いまや日本で年間300億円以上(薬価ベース)を売上げる主力のGLP1受容体作動薬「トルリシティ」。今年8月3日、製造販売元である日本イーライリリーとの販売提携を契約満了に伴い、年内で終了すると発表した。同剤の15年9月の発売以来、住友ファーマが販売と流通を、両社で情報提供にあたってきたが、23年から住友ファーマはすべての活動から離れることになった。契約更新にならなかった理由を野村社長に本...  住友ファーマの野村博社長はいま頃、頭を抱えているだろう。22年度を最終年度とする中期経営計画の売上高6000億円は未達確定で今年5月に5500億円に修正。さらに、北米で2000億円以上を売上げる抗精神病薬「ラツーダ」のパテント・クリフが23年度から本格化し、再成長への道のりは「たやすいものではない」と説明する。穴を埋める後継品の育成に追われるなか、別の問題が発生した。  いまや日本で年間300億円以上(薬価ベース)を売上げる主力のGLP1受容体作動薬「トルリシティ」。今年8月3日、製造販売元である日本イーライリリーとの販売提携を契約満了に伴い、年内で終了すると発表した。同剤の15年9月の発売以来、住友ファーマが販売と流通を、両社で情報提供にあたってきたが、23年から住友ファーマはすべての活動から離れることになった。契約更新にならなかった理由を野村社長に本誌が

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence