医薬経済オンライン

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医療を変える「訪問薬剤師」その意義

あり続けることは「難しい」

第12回

尾久田 佳明

2022年9月1日号

 突然であるが、私が勤務している薬局が22年8月をもって閉局することになった。在宅立ち上げに関与し、いまでは患者数数約200人まで受けるようになり、私の人知れず思い入れのある、在宅専門薬局がなくなってしまうのである。もちろん閉局は経営上の理由とのこと。今回はこの出来事で素人なりに薬局経営について考えるきっかけになったので話をしていこうと思う。  調剤薬局の経営環境は調剤報酬の変化とともに大きく変わってきており、22年4月からはリフィル処方箋が注目されているが、今後さらに大きな影響を及ぼしてくるだろう。調剤報酬改定は2年に1度行われるが、その改定内容によって毎年どのような舵を取るかを薬局の経営陣は頭を悩ませるのである。在宅医療専門の薬局では、調剤を行ったあと、患者の自宅または施設へ出向き、服薬管理のサポートを行っている。当然、日々の業務ス...  突然であるが、私が勤務している薬局が22年8月をもって閉局することになった。在宅立ち上げに関与し、いまでは患者数数約200人まで受けるようになり、私の人知れず思い入れのある、在宅専門薬局がなくなってしまうのである。もちろん閉局は経営上の理由とのこと。今回はこの出来事で素人なりに薬局経営について考えるきっかけになったので話をしていこうと思う。  調剤薬局の経営環境は調剤報酬の変化とともに大きく変わってきており、22年4月からはリフィル処方箋が注目されているが、今後さらに大きな影響を及ぼしてくるだろう。調剤報酬改定は2年に1度行われるが、その改定内容によって毎年どのような舵を取るかを薬局の経営陣は頭を悩ませるのである。在宅医療専門の薬局では、調剤を行ったあと、患者の自宅または施設へ出向き、服薬管理のサポートを行っている。当然、日々の業務スケジ

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