製薬企業の次世代経営戦略
今後の共生社会、コミュニティの在り方を考える―社会保障再考
SDGs(Sustainable Development Goals)とソーシャルコミュニケーションの体得 第29回
熊田梨恵
2022年9月1日号
【これまで】変革期にある製薬企業に、拡大成長と公益性を両立した事業創出が求められるなか、SDGsを後押しに、社会との対話であるソーシャルコミュニケーションが有効な武器になると、総論や有識者の意見、企業や地域の活動で伝えてきた。
今回は新型コロナウイルス禍を経て広がる国内の格差の現状を踏まえ、ソーシャルコミュニケーションの基盤となる社会保障そのものについて広い視野から再考し、今後の共生社会やコミュニティのあり方を考えたい。
「新しい資本主義」を掲げて発足した岸田政権は7月の参院選で圧勝を果たしたものの、国内の格差解消や分配についての具体的な方策は見えないままだ。コロナ禍では非正規雇用者層が打撃を受け、自殺やDV、虐待の増加など弱者へのしわ寄せが強まっている。とくに低所得に加えて障害や介護、育児など複数の状況を抱えているために生活...
【これまで】変革期にある製薬企業に、拡大成長と公益性を両立した事業創出が求められるなか、SDGsを後押しに、社会との対話であるソーシャルコミュニケーションが有効な武器になると、総論や有識者の意見、企業や地域の活動で伝えてきた。
今回は新型コロナウイルス禍を経て広がる国内の格差の現状を踏まえ、ソーシャルコミュニケーションの基盤となる社会保障そのものについて広い視野から再考し、今後の共生社会やコミュニティのあり方を考えたい。
「新しい資本主義」を掲げて発足した岸田政権は7月の参院選で圧勝を果たしたものの、国内の格差解消や分配についての具体的な方策は見えないままだ。コロナ禍では非正規雇用者層が打撃を受け、自殺やDV、虐待の増加など弱者へのしわ寄せが強まっている。とくに低所得に加えて障害や介護、育児など複数の状況を抱えているために生活困難
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録